さぁ、いよいよやってまいりました。一部の会員様からは「早せぃっ!!」といわれ続けたこのシステムトレード!!
この手法は日経平均先物225に関するものです。
「えっ!?先物!?」という方も少なからずいらっしゃることでしょう。
この数十年(?)「先物は怖い怖い」と言われ続けておりますから、それも仕方のないことです。
中には、「うちのじいちゃんは小豆相場でやられたんだ。先物なんて絶対あかんで!」という家訓(?)を聞かされて育った方もいらっしゃるかもしれません(笑)
そんな方は、人生の半分(ウソ)を損している(ホント)と言っても過言ではありません。
実は、先物って本当はおいしい相場なんです。
「えっ。ほんと!?」
はい。本当です。
ただ、これだけは申し上げておきましょう。
先物は怖いです。
「オイオイオイオイオイッ」というツッコミが聞こえてきました(笑)
しかし私は、ウソは言っておりません。
つまり、まとめるとこういうことになります。
「先物は怖い。しかし、おいしい相場であることは間違いない。」
はい。ご理解いただけましたね。
さて、今回我々がチャレンジしていくのはそんな先物相場です。
先物相場もいろいろございますが(ガソリン、灯油、白金、地金、等等)、今回ご紹介するのは日経平均先物です。
商品名は、日経平均先物225ということになります。
大証に上場されている金融商品だと思います。
ここで、「先物ってなんじゃらほい」という会員様のためにホンノさわりだけご説明させていただきます。
先物というのは、文字通り「先の物」です。
つまり、ある期限を定め、あるものを先に買っておくのです(実際には買う権利を買っておくのですが、、、)。
たとえば、日経平均先物225でご説明いたしましょう。
日経平均先物225という商品があるとしましょう。紙でも石でもなんでもいいのですが。
その225は、商品ですから、もちろん価格があります。
その価格はどのようにに決定されるかといいますと、東証1部に上場されている225個の株の価格の平均で決定されます。
つまり、トヨタ、電通、東京三菱FG、ドコモ、KDDI、などなど、日本の代表的な会社の株を225個集めてそれを平均したものです。
それが、日経平均先物225の価格になります。
225を先に売買しておくことが225の先物取引です。
例えば、決算日が3日後だとしましょう。
そして、今の225の価格が10000円だとします。
買うものは決算期の225です。
しかし、価格は現在の価格です。少し変な感じがするかもしれませんが、そこが先物(先の物)といわれる理由ですね。
つまり、上の例でいうと、3日後の225を現在の225の価格10000円で買っておくのです。
そうしますと、3日後の決算日に225が11000円になったらどうなるでしょう(225の価格決定方法はもうお分かりですね)。
もともと10000円で買ったものが11000円な訳ですから、10000円の投資で1000円儲けたということになります。
なんとなく、分りましたか?
つまり、先物とは、決算日の対象物をあらかじめその時の値段で売買しておくということになります。
なんとなく分りましたか?
なんとなく分ればオッケーです。そのうち売買しているうちによくわかっていただけるでしょう。
さて、ここでお願いです。
もう一度4行上の文章を読んでみてください。特に最後の方。
「売買しておく」とあるのに気がつかれるでしょうか。
まぁ、サラッと書いたので気がつく方はいらっしゃるはずもありませんが、、、、
問題はこの言葉、「売買」です。
上の例では、決算日の先物をあらかじめ買っておくという例でしたが、実は、先物はあらかじめ売るということも出来るのです。
つまり、先の例で考えますと、決算日に11000円、現在の価格が10000円でした。
そのときにもし売っていたらどうなっているでしょう。
10000円で売ったものが決算日に11000円です。
投資家の基本、売ったものは買い戻さなければなりませんね。
つまり10000円で売ったにもかかわらず、決算日には11000円で買い戻さなければなりません。
ということは、反対から考えると、11000円で買ったものが10000円で売れたということになります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・(TT)
1000円の損ですね。。。
まぁ、長くなってしまいましたが、申し上げたいことは先物は買いから入るだけでなく、売りからも入れるということになります。
大体先物の概要は分っていただけましたでしょうか。
分っていただけたら、もう少しです。もう少しがんばってください。
先物の注意点。
@決算日は3月、6月、9月、12月の第2金曜日である。
先ほどから、決算日という言葉が出てきておりますが、要は、買った先物の値段が最終的に決定される日です。
その日の最初の価格(寄り付き値)が225の確定的な価格ということになります。
決算日といいいます。
A日経平均先物225を売買した場合、決算日までもっている必要はない。
先物は市場で売買できます。買った後は、すぐに売れますし、売った後も、すぐに買戻しが出来ます。
決算日までドキドキしている必要はないのです。
B日経平均先物225の売買単位は「枚」である。
日経225を売買する場合、1枚、2枚と売買します。
C日経平均先物225の価格は、日本を代表する225銘柄の平均値で決まるが、日経平均先物225を1枚買う場合の値段は、日経平均先物225の価格の1000倍である。
ビビッた??ビックリした???
そう。私も最初ビックリです。例えば1月10日現在の225の終値は約16000円ですが、225を1枚買うときにはその値段は16000円×1000=16、000、000円です。
「ぃっせん、、ろっっぴゃくみゃんぇん!!!??? そんなの買えるかーーーーーーーーーーーーー!!!」
少し脅かしてしまったようですね。
大丈夫です。
日経225は、証拠金取引です。
つまり、証券会社にほんの少しのお金を証拠金として預けておけば、その証拠金の金額に応じて日経225が売買できます。
現在ですと、大体35万円の証拠金で1枚買うことが出来ます。
ただ、くれぐれもご注意を!!!
35万円で取引できる商品ですが、動かしているお金は現実に千六百万円です!!
35万円の取引では決してございません。
考え方としては、「日経225」という株の銘柄(1月現在で16000円くらい)を1000株買っているとお考え下さい。
そこが、先物が怖いといわれるゆえんであり、先物がおいしい理由です。
つまり、日経平均先物の価格が10円動くと、(千倍ですから)1万円の利益にもなりえるし、損失にもなりえるわけです。
まぁ、ご安心下さい。
私が、皆様にご紹介するのは、こういったリバレッジ(テコの原理-まるでテコのように証拠金の力が倍増されますね)が効いた取引のウマミを抜き取れ、その危険性を可能な限り抑えたものです。
以上が、先物の大まかな説明になります。
先物商品に今まで一度も触れておられない方には少し分りづらいところもあるかもしれません。
何度も何度も読んでいただければ大体のところは分ると思います。
ただし、私の能力の問題で不鮮明なご説明しか出来ないところもあったかもしれません。
そういったところはご遠慮なくご質問いただければと思います。
さて、これでパート1は、おしまいです。
パート2からは、いよいよ手法の説明には入っていきます。
パート2を読むために、このページに書かれていることが全て分っている必要はありません。
少なくとも、危険性の孕んだ取引であることをご理解されたうえ、実際の運用では私の指示以外のことをしないという覚悟を決めた上でパート2にお進み下さい。